令和2年度司法試験を振り返る(2日目)
こんにちは。
足長お兄さんです。
司法試験2日目を振り返りたいと思います。
1.起床~試験開始まで
1日目と同様、起床後は準備をしつつ、まとめノートをソワソワしながら見返していました。
昨日の疲れも残っていたことから、試験会場に着いた瞬間には「帰りたい...」と思いました(笑)
2.民法
民法の大改正があり、改正した論点について聞いてくる可能性は高いと思っていました。
案の定、設問1からガッツリ改正法の論点が出題されました。
要件事実の理解が浅かったからか、うまく書けたかどうか不安です。。
「これ、三段論法になってるんか?」と自問自答しながら答案を書きあげました。
民法終了後、息抜きのために会場の外へ出ました。
民法の設問3は「日常家事債務と無権代理」が論点だったのですが、道中のエレベーター内で、「適用条文が109条だった」かの様な会話をしておられる方がいて、「あれ?110条の類推適用じゃないの...?」と若干不安になりました。
しかし、試験中に悩みぬいて自分なりの解答筋を見つけたと思っていたので、「でも、問題文上、基本代理権の授与が全くなかったため、109条の適用は誤り。むしろ、夫婦間の日常家事債務(761条)を前提とし、これを逸脱した法律行為をしたため、110条を類推適用じゃね」と心の中で反論しつつ、エレベーターを降りました。
3.商法
例年、商法では論点が山積みで、「時間が余ったら論点落ちを疑え」を試験前の自分に言い聞かせていました。
しかし、正に試験中に時間が余ってしまいました。
「何か論点落としてるはずだ...!」と思い、必死で思考を巡らせますが、一向に見つかりません。
最後はあきらめて、思いついた論点だけで答案をまとめましたが、答案の枚数は4枚にとどまってしまいました。。
設問2(2)は、株式併合の差止めに加え、株主総会決議の取消訴訟を提起する必要があったようです。
私は、前者しか気づきませんでした( ゚Д゚)
みんな書けていませんように...!!
4.民事訴訟法
自分の中で、「民訴はジェンガ(定義・原則の細かな積み重ねが不可欠)」という格言を持っていたので、これを意識して答案を書きました。
設問2で、辰巳模試で出題された様な問題が出たため、「ラッキー!もらった!」と思い飛びついてしまいました。
他の方の司法試験ブログ・予備校講師の模範答案を見ると、弁論主義第3テーゼ(証拠原則)から書き始める必要があったみたいで、自分の格言に反する答案を書いてしまいました(笑)
今後の受験者の皆さんは、気を付けて下さい。。
5.試験後~就寝まで
司法試験は、最初の二日を受けきれば峠は越えたことになります。
残すは論文2つと短答のみですからね。
最初の2日に詰め込みすぎやねん...(怒)
峠を越えた私は、達成感と共につけめん屋へと流れ込みます。
味はイマイチでした。
この日は、峠を越えた達成感で勉強する気になれず、早めに寝ました。
~続く~