令和2年度短答式試験の結果

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

今回は、令和2年度司法試験の短答式試験の結果を振り返りたいと思います。

 

民法 45/75

憲法 38/50

刑法 30/50

 

合計点 113/175(足切り:93点 順位:1602番) 

 

私の得点は、上記の通りでした。

結果には、「まぁ満足」といったところです。

合否の分かれ目は、結局、論文試験なので。

 

司法試験が終わったら、予備校の解答速報を使い、すぐに短答式試験の答え合わせをすべき」と諸先輩方には、言われていました。

私も、試験前はそのつもりでいたのですが、足切りの恐怖で出来ませんでした(笑)

 

「まぁ大丈夫だろう」とは思ってはいたのですが、万が一はあり得ます…

結局、短答式試験の成績通知書が郵送される前日に答え合わせをしました。

 

自己採点の結果は111点でした(計算ミス)。

例年の足切りは108点前後なので、「万が一落ちてるわ!」と非常に焦りました(笑)

 

翌日、成績通知書が届きました。

結果は上記の通りであり、割と余裕を持った短答合格でした。

 

まさか、足切りラインがあんなに下がるとは…

民法の改正もあり、民法が難化したのが原因のようです。助かりました。

 

その日の夜は、家族と、シャンパンでプチ合格祝いをしました。

短答が通っていたおかげで、合格の希望を持って年越しができそうです(笑)

 

 

万が一に備えて勉強すべきですが、中々これが難しい…

 

 

 

【感想】令和2年度司法試験を振り返ってみて

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

ブログを開設して3日目ですが、先日、当ブログに初めてアクセスがありました(^^)/

ブログを閲覧して頂いた方、ありがとうございます。

 

やはり、司法試験受験ブログには、一定の需要があるのかもしれません。

予備校の合格体験記などもありますが、予備校ヨイショの内容にしなければならないこと、ぶっちゃけた内容の思想・意見は書けないという弊害もあると思います。

 

当ブログでは、忖度なしで行きたいと思っているので、一受験生のリアルが分かると思います(笑)

皆さんのご参考になれば、幸いです。

 

 

さて本題。

シリーズとして、令和2年度司法試験を振り返ってみました。

 

改めて…「いやー、頑張った俺。ようやったわ、こんな荒修行(笑)」と思います。

 

冷静に考えると、司法試験の日程ってヤバいですよね。

 

プロのサッカーの試合って、45分ハーフの休憩20分じゃないですか。

司法試験の論文って、1科目2時間を、1日に3科目とかですよ。

人生かかった試験というプレッシャーに加え、謎の体力勝負を強いられる受験生…

 

これもう、例えるなら、ワールドカップの一次予選を一日で行うような暴挙ですよ。

(ワールドカップの一次予選は、4チームのリーグ戦で、3試合を行う)

彼らは、ちゃんと一試合ごとに中二日空けますよ…

国の威信を背負ってますし、ベストなパフォーマンスができるような日程にするのは、当然ですよね。

 

一方、司法試験の採点実感では、受験生はボロカスに酷評されます。

「そりゃこんな過密なスケジュールじゃ、パフォーマンスも低下するわ」というのが、実際に受験した感想です。

 

この過密スケジュールに合理性はあるのか、司法試験委員には釈明を求めたいところですね(笑)

まぁ、みんな条件は同じなので仕方ないですが。

 

何はともあれ、無事に最後まで試験を受けきれたので良かったです。

受験生の皆さんも、まずは自分の健闘を称えて下さい。

 

私は、全ての司法試験受験者に敬意を表します。

 

 

 

 

【衝撃】私の父は、「金持ち父さん」だった~「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで~

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

今日は、最近読んで影響を受けた本について書きたいと思います。

 

その本とは、「金持ち父さん貧乏父さん」です。

 

ざっくり要約すると、お金に対する価値観の違う二人の父親との対話を通じて、著者はお金持ちになる考え方・方法を身につけたという内容が書かれています。

 

著者は、不動産の売買によるキャピタルゲインが主な資産形成の手法だったようです。

不動産売買の会社を設立し、できるだけ節税を行うという考えに「なるほど」と思いました。

私も、いつかは不動産売買の会社を設立し、不動産投資を行いたいと思いました(笑)

 

本書を読んで衝撃だったのは、金持ち父さんのお金に対する価値観が、私の父のそれと同じだったことです!!

 

私の父は、日頃「税金なんて無駄。1円も払いたくない。俺の金だ」と言っています。

 

私は、「社会福祉などのために、みんなが払うべき税金を払いたくないなんて、なんて最低なんだ。」

と思っていました。学校でも、税金が無駄なんて言う教師は一人もいませんでした。

 

しかし、金持ち父さんは父と同じく「税務署は強盗。税金は怠け者を優遇する悪行」といった辛辣な言葉を並べ立てています!!

 

一方、私の考えは正に貧乏父さんの考えと同じでしたorz

いい大学に行っていい職業に就くだけでは、お金持ちにはなれないのです。

自分の資産に投資しなければなりません。

…早く給料を得て、できるだけ多くの資金をETF投資に充てたい!!

 

 

本書を読んで、父を見る目が変わりました(笑)

 

 

令和2年度司法試験を振り返る(5日目)

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

令和2年度司法試験の5日目を振り返りたいと思います。

 

1.起床~試験開始まで

 

いつも通り7時に起き、民法の条文の素読をします。

特に、改正があった債権総論の条文を中心に見ていました。

 

試験最終日ということで、試験開始までアドレナリンが凄い出ていました(笑)

 

2.民法

 

難しかったです。

改正法の知識を正面から問う問題も、多くあった気がします。

 

マークミスだけは無いように、何度も確認しました。

 

3.憲法

 

手応えは、ありました。

一周目は30分ほどで終わり、見直しを含めて合計3周ほどしました。

 

4.刑法

 

まあまあ手応えを感じました。

憲法と同じく一周目は30分ほどで終わり、見直しを含めて3周ほどしました。

 

試験終了1分前くらいに2択で再び悩み始めてしまい、ある問題をマークし直しました。

マークし直す前の回答が正解でしたorz

 

5.試験後

 

コロナ感染予防対策として、連日、試験場の各階ごとに退出がなされていました。

そのため、試験が終了し自由の身であるにも関わらず、中々帰れません(笑)

 

私の座席の近くには、ローの友人がいたため、待っている間少し話をしました。

 

司法試験を受けきることは本当にしんどいこと

複数回受験の方はこの試験を何度も経験しており、その不屈の精神は本当に尊敬できるということ

合格発表までの過ごし方

などの話をしました。

 

ようやく退出の順番が回ってきて、試験会場から出ました。

司法試験が終わった達成感・解放感と、司法試験の疲れからボーっとホテルまで向かいました。

 

ホテルに預けていたスーツケースを受け取り、マンションまで帰ろうとしますが、真夏で暑いこともあり、帰宅を一時断念します(笑)

 

近くの漫画喫茶に入りました。

ずっと読みたかった「僕のヒーローアカデミア」を3時間ほど読み漁りました。

 

「何も考えず漫画を読み漁れるなんて、正に自由だ」と感慨深かったです。

 

夜になり、暑さも和らいだところで、帰路へ着きました。

大好きなつけ麺屋へ行き、つけ麺の味を噛み締めました。最高でした。

 

夕食後、マンションへと向かいました。

スーツケースを部屋に放り投げると、片づけをする気力も起きなかったため、シャワーを浴びて寝る準備をします。

 

「明日はもう勉強しなくていいんだ」と思うと、本当に嬉しかったです。

明日からの自由な生活を考えて、とても幸せに満ちた気持ちで眠りにつきました。。。

 

 

令和2年度司法試験を振り返る

~完~

 

 

 

 

令和2年司法試験を振り返る(4日目)

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

今回は、令和2年度司法試験の3日目を振り返りたいと思います。

 

1.起床~試験開始まで

 

ここは、1,2日目とほぼ同じです。

ただ、比較的得意な刑事系であること、今日を終えれば残すは短答のみということで、会場までの道中、テンションは上がっていました。

 

2.刑法

 

設問1が難しかったです。

去年と似たような問題でした。

 

全体的には、割とできたと思います。

出題者とのコミュニケーションが取れたような気がします。答案も7枚書けました。

 

「ここで絶対挽回するんじゃー!!」という気持ちで答案に魂込めました(笑)

 

3.刑事訴訟法

 

割とできたと思います。

 

設問1は、ローの教授がネチネチとしつこく授業していた所だったので、教授への嫌悪感が感謝に代わり、清々しい気持ちで答案を書けました(笑)

 

伝聞が出なかったことが意外でしたね。

 

4.試験後

 

両科目共まぁまぁの手応えだったため、首の皮一枚繋がった思いです!( ;∀;)

 

 

翌日は短答なので、ここからの短期記憶が重要です。

コンビニで食事を買い込み、すぐにホテルに帰りました。

 

条文の素読・百選のザっと見により、足切りラインを絶対に割らないように、最低限の知識を詰め込みます。

 

「過去問では足切りを割ることはなかったので、大丈夫だろう」と思っていましたが、辰巳模試では短答E判定だったので、万が一もあり得ます...

(「足切りするくらいなら、論文試験を最初から受けさせるな」と司法試験委員会には強く言いたい

 

4日目は徹夜する人もいますが、私は寝不足だと頭が回らないため、この日も通常通り23時に就寝しました。

 

いよいよ最後の戦いです...

 

 

~続く~

令和2年度司法試験を振り返る(中日)

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

令和2年度司法試験の中日について、振り返りたいと思います。

 

1.起床~昼食まで

 

起床時間は、前2日と同じく7時でした。

朝食も、コンビニ飯です。

 

朝食を済ませた後は、近くのカフェに向かいました。

 

刑事系の百選・まとめノートの見直し、短答対策として憲民刑の条文を素読をしました。

 

2.昼食

 

コンビニ飯ばかり食べていたので、無性に肉が食べたくなりました。

いきなりステーキに向かい、400gの肉を平らげました。

 

やっぱり肉を食べると元気が出ますね(^^)/

 

3.昼食~夕食まで

 

今年の司法試験はお盆真っただ中で行われたため、とにかく暑かったです。。

肉を食べて体温も上がっていたため、ホテルへ涼みに帰りました。

 

ホテルへ着くと、基本刑法の目次を見つつ、分からない論点が無いかを確認しました。

論文対策にもなりつつ、短答対策もできるので、一石二鳥です。

 

4.夕食

 

昼はガッツリ食べたため、近くのうどん屋で軽く済ませました。

お盆で人通りも多く、「皆楽しそうでいいなー」と思いながら、ホテルへサッと帰ります。

 

5.夕食~就寝まで

 

明日の刑事系の論文試験に備え、覚えるべき定義・規範の最終確認を行いました。

 

行政法・商法の手ごたえがあまり良くなかったため、比較的得意な刑事系で挽回しようと息巻いていました。

 

ただ、睡眠不足は敵であり、いつも通り23時には就寝しました。

 

6.これからの受験生の方へ

 

中日については、体力回復第一で良いと思います。

私の回顧録では、とても詰め込んで勉強しているかのようですが、実際は結構リラックスしつつ勉強していました。

 

諸先輩方の中には、「前二日間で疲れすぎて、中日は丸一日休んだ」という方もいたので、どう過ごすかは自分との相談になりそうです。

くれぐれも、無理は禁物です。

 

 

次回は、論文試験の最終日です!

 

~続く~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和2年度司法試験を振り返る(2日目)

こんにちは。

足長お兄さんです。

 

司法試験2日目を振り返りたいと思います。

 

1.起床~試験開始まで

 

1日目と同様、起床後は準備をしつつ、まとめノートをソワソワしながら見返していました。

 

昨日の疲れも残っていたことから、試験会場に着いた瞬間には「帰りたい...」と思いました(笑)

 

2.民法

 

民法の大改正があり、改正した論点について聞いてくる可能性は高いと思っていました。

 

案の定、設問1からガッツリ改正法の論点が出題されました。

要件事実の理解が浅かったからか、うまく書けたかどうか不安です。。

「これ、三段論法になってるんか?」と自問自答しながら答案を書きあげました。

 

民法終了後、息抜きのために会場の外へ出ました。

 

民法の設問3は「日常家事債務と無権代理」が論点だったのですが、道中のエレベーター内で、「適用条文が109条だった」かの様な会話をしておられる方がいて、「あれ?110条の類推適用じゃないの...?」と若干不安になりました。

 

しかし、試験中に悩みぬいて自分なりの解答筋を見つけたと思っていたので、「でも、問題文上、基本代理権の授与が全くなかったため、109条の適用は誤り。むしろ、夫婦間の日常家事債務(761条)を前提とし、これを逸脱した法律行為をしたため、110条を類推適用じゃね」と心の中で反論しつつ、エレベーターを降りました。

 

3.商法

 

例年、商法では論点が山積みで、「時間が余ったら論点落ちを疑え」を試験前の自分に言い聞かせていました。

 

しかし、正に試験中に時間が余ってしまいました。

「何か論点落としてるはずだ...!」と思い、必死で思考を巡らせますが、一向に見つかりません。

最後はあきらめて、思いついた論点だけで答案をまとめましたが、答案の枚数は4枚にとどまってしまいました。。

 

設問2(2)は、株式併合の差止めに加え、株主総会決議の取消訴訟を提起する必要があったようです。

私は、前者しか気づきませんでした( ゚Д゚)

みんな書けていませんように...!!

 

4.民事訴訟

 

自分の中で、「民訴はジェンガ(定義・原則の細かな積み重ねが不可欠)」という格言を持っていたので、これを意識して答案を書きました。

 

設問2で、辰巳模試で出題された様な問題が出たため、「ラッキー!もらった!」と思い飛びついてしまいました。

他の方の司法試験ブログ・予備校講師の模範答案を見ると、弁論主義第3テーゼ(証拠原則)から書き始める必要があったみたいで、自分の格言に反する答案を書いてしまいました(笑)

 

今後の受験者の皆さんは、気を付けて下さい。。

 

5.試験後~就寝まで

 

司法試験は、最初の二日を受けきれば峠は越えたことになります。

残すは論文2つと短答のみですからね。

 

最初の2日に詰め込みすぎやねん...(怒)

 

峠を越えた私は、達成感と共につけめん屋へと流れ込みます。

味はイマイチでした。

 

この日は、峠を越えた達成感で勉強する気になれず、早めに寝ました。

 

 

~続く~